犬の毛は、暑さ対策として、夏前にどんどん抜けるのが普通ですが、
それ以外にも、部分的に抜け毛があるかないかをチェックすること
が大事です。かゆみを伴わない抜け毛ですと、気づきにくいことが多い
ので、定期的にブラッシングしながら、毛をかきあげたりして、抜けて
いる部分はないかを調べなければなりません。
毛が抜ける場所や形状によって、考えられる病気はさまざまです。
考えられる主な病気と言えば、次のようなものです。
・円形に抜けているときは、皮膚真菌症
・広範囲に抜けているときは、膿皮症
・目や口のまわりが抜けているときは、ニキビダニ症
・顔や足、背中やわきなどが抜けているときは、アレルギー性皮膚炎
・お尻から背中にかけて抜けているときは、ノミアレルギー
・左右対称に抜けているときは、甲状腺機能低下症 副腎皮質機能
亢進症 などです。
ここでは、犬の皮膚真菌症について、取り上げますね。円形に毛が抜けている
ことから、人間の場合ならば、ストレスなどが原因の円形脱毛症を考えてしま
いますが、犬の場合はちょっと違います。まずは、カビが原因で、これを真菌
というのですが、この真菌は全身に及んでいる可能性があります。ですから、
脱毛部分だけの治療では治らないのです。
最初は、円形に脱毛しますが、進行すると全身に広がり、白いふけのようなもの
が付いていきます。治療方法としては、薬を入れたお風呂に入れること、塗り薬
や抗生物質を使うなど、医者の処方が必要です。なお、これらは、どんな種類
の犬でも、毛の長さに関係なくかかるものです。気を付けてやりましょう。
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